「腸活」とは…②

前回のブログで、「 腸内細菌の種類・数・割合を良い状態にすることが、腸活の目的」ということを書きました。

その目的を果たすには、人間の身体は人それぞれなので、アプローチも人それぞれになって来ると思います。

とかく、「何か新しいものを取り入れないと」「何を食べれば良いだろう?どんなサプリメントが良いだろう?」と、”入れる”ことに意識が行きがちだと思います。

仮に今、腸内環境が悪い場合、それはどんな状態でしょう?

腸内細菌の種類・数が少ない、悪玉菌が優勢、善玉菌が少ない…

といった状態かもしれません。

そういった腸内環境が、心身の不調に現れて来ることも少なくないと思います。

善玉菌、悪玉菌の関係は相対の関係で、悪玉菌が優勢になれば善玉菌は減ってしまいます。

一度悪くなったバランスは早々簡単には変わりません。

人間の体は恒常性を保とうとする力が強く、悪いバランスであっても体が「それが当たり前」と記憶し、元に戻ろうという力が働きます。

こういった状況で、「入れる」ことに集中して対策しても、大火に向かって水鉄砲を打つような感じとなってしまいます。

「腸活」のアプローチとして、「良いものを入れる」ことより「悪いもの・ことを省く」ことで、近道となることが多いと思います。

繰り返しになりますが、善玉菌と悪玉菌は相対関係です。

まずは、悪玉菌を応援しないこと、善玉菌を住みやすくするアプローチを心掛けることが大切かもしれません。

そのアプローチについては、次回のブログで書いてみたいと思います。